おしゃれな港町に住む
    
    

【2021年2月追記】こんなに似ている!神戸と横浜

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関西と関東、という違いはありますが、同じ港町ということで似ている点がいくつかあります。一体どのような点が似ているのか、詳しくみてみましょう。

高台に洋館がある

神戸には北野異人館街が、横浜には山手西洋館といわれる洋館が高台に点在しています。数が多いのは全国的にも観光スポットとして有名な北野異人館街で、その数は20ほど。
街全体が観光地化されていることもあり、異人館街を散策するだけでも十分楽しむことができます。洋館は見学することも可能ですが、500円から700円ほどの入館料を支払わなければなりません。
一方、横浜の山手西洋館ですが、公開しているのは7館と北野異人館の半分にも満たない数ですが、北野異人館と大きく違っているのは見学が無料でできる、ということです。これには西洋館が横浜市の持ち物であり、維持費や運営費を税金で賄うことができるという背景があるからです。

中華街がある

神戸と横浜にはそれぞれ中華街があり、食を目当てに訪れる観光客も少なくありません。どちらもガイドマップなどでよく目にする門があり、中華街独特の雰囲気にさほど相違はありませんが、街の規模は大きく異なります。
神戸の中華街は南京町という名称で親しまれ、町全体がチャイナタウンとなっています。規模はそれほど大きくなく店舗数は100店ほどなので、初めて訪れた人でも道に迷う事はほとんどありません。また、南京町のすぐ横には三宮センター街というアーケード商店街があり、三宮から商店街を通って南京町へ行くのもおすすめです。
横浜中華街は日本最大の中華街であると同時に、東アジア最大のチャイナタウンでもあります。店舗はおよそ620店。中華料理店だけでも230店あり、一つ路地に入ってしまうと初めて訪れた人は迷ってしまう事も。中華街には飲食店以外に『ヨコハマおもしろ水族館』などアミューズメント施設があり、中華街一帯が観光地となっています。

可愛らしい観光バスがある

観光客の足として大変便利な観光バス。歩いて観光スポットを訪れるのもいいですが、道に迷わず、楽に移動できる観光バスはぜひ利用したいもの。もちろん、神戸と横浜のどちらにも観光バスはあります。
神戸の観光バスは「走る異人館」をイメージした「シティループバス」で、緑色のレトロな雰囲気のデザインです。新神戸駅前から異人館街や中華街、ハーバーランドなどの観光地を巡るため神戸観光にぴったり。1回の乗車料金は大人260円ですが、もしさまざまな観光地を巡るのであれば660円の一日乗車券を使う方がお得です。
横浜の観光バスは神戸とは対照的に、真っ赤な外観で人目を惹く「あかいくつバス」です。桜木町を起点として、横浜・元町ルートとみなとみらいルートの2種類のルートがあり、どちらのルートも横浜の主要な観光スポットを巡っています。乗車料金は大人1乗車220円ですが、もしみなとみらい周辺しか移動しないのであれば「みなとぶらりチケット」という500円の1日乗車券をおすすめします。

※2021年2月15日追記
上に挙げた3つの例のほか、赤レンガ倉庫や大きな観覧車、変わった形のホテルなど、神戸と横浜には多くの共通点が存在します。 ではなぜ、ここまで共通点が多いのでしょうか。この理由について、過去の歴史から紐解いていこうと思います。 横浜も神戸も、どちらも欧米との条約によって開港しました。開国について、「開港する場所」については、江戸または大坂から30キロ程度離れた場所にすること、埋め立てがしやすいことなどの条件がありました。山のすぐ近くに港があると、強風が山でさえぎられるために、港としては都合が良いということも理由の一つともいわれています。 そうして選ばれたのが、横浜・函館・新潟・神戸・長崎の5大都市。この5大都市が国文化の受け入れ口となりました。 共通点が多い神戸と横浜ですが、全く同じ造りにならなかった理由は、神戸はヨーロッパ航路、横浜はアメリカ航路の発着点だったから。そのため、神戸にはヨーロッパ人、横浜にはアメリカ人が駐留することが多くなり、それが町並みや文化の違いとなって今に伝わっているのだそうです。 横浜と神戸は都市としての歴史や性格、周辺の大都市との関係性などいろいろ似ているため、ともに良い関係を築きながら発展してきたのでしょう。

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