おしゃれな港町に住む
    
    

神戸と横浜を比較してみよう!

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景観や観光スポットなど共通点の多い神戸と横浜ですが、人口などの数値や歴史的な面など、さらに細かく比較してみましょう。

数値では横浜がリード

まずは数値からみてみましょう。
港町である神戸、横浜。港湾の取扱貨物量をみてみると、昔は神戸、横浜、大阪の三者が競い合うような状況でしたが、近年の横浜は名古屋、千葉に次いで第3位。神戸は苫小牧、川崎、北九州などと競い合いながら大体6位から9位あたりを行ったり来たりしている状況です。横浜から揚げた荷物は首都圏を中心に流通。首都圏に流通が集まるという点でも、神戸より横浜の方が大きく上回るのは頷けます。
次に、人口をみてみましょう。第1回の国勢調査が行われた大正時代は神戸が約60万人、横浜が約42万と神戸が横浜を大きく上回っていました。昭和に入ってからは横浜が約137万人、神戸が約111万人と横浜が神戸を抜き、平成の現在では横浜の人口は約368万人、神戸が約154万人と、横浜の人口は神戸の約3倍まで増加。全国的にみても横浜は東京に次いで第2位の人口数になっています。

自然環境は神戸がリード

数値では横浜に大きく差をつけられた神戸ですが、自然環境の面では神戸が大きくリードしています。
神戸には六甲山や海など自然を感じられる環境が揃っており、六甲山山上には牧場があります。標高は931メートルと高く、本格的な登山をすることができ、最近の登山ブームとも相まって人気のスポットになっています。横浜にも海や大きな公園があり自然を感じられる環境はありますが、六甲山ほど標高の高い山は無いので、気軽に登山を楽しめるという点では神戸が優勢。また、神戸には有馬温泉という、日本書紀にもその名が記されている歴史のある温泉があり、周辺の街並みや宿泊施設はきちんと整備され、数多くの文豪や著名人が訪れ、今でも阪神の奥座敷として大変人気があります。横浜には綱島温泉という温泉施設がありますが宿としては運営しておらず、マンションや住宅の中にある温泉のため、いわゆる温泉街の風情はありません。

どちらも歴史があり特徴がある

神戸には神戸の、横浜には横浜の良い所がたくさんありましたね。港町として多くの人を魅了している神戸と横浜ですが、数値や自然環境などさまざまな面を比較しても優劣はつけがたいところがあります。競い合うライバルがいることはお互いにメリットが多く、さらなる発展をもたらします。今後も街の活性化につながるように、互いに刺激し合いながら、ともに良い関係を築きながら発展してもらいたいですね。

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